Column
「秘書に必要な資格ってあるの?」
「秘書を採用したいけど、どんなスキルが必要かわからない」
日々の雑務に追われて秘書を採用したいけど、採用基準が分からないという方は多いのではないでしょうか。
秘書には一般雑務をこなすスキル以外にビジネスマナーも必要です。
ここからは、秘書に資格は必要なのか、どんな資格を持っていると役立つのか解説していきます。
秘書になるために資格は必要ありません。
秘書とは役職ある社員のサポートを行う社員のため、資格がなくてもなれるのです。
業務内容は主に事務作業やスケジュール調整、来客の対応があります。
ビジネスシーンでのマナーも問われるため、基礎知識が必要です。
しかし、他にも細かな業務もたくさんあり、業務を行いながら基礎知識を付けることは難しいでしょう。
未経験で秘書になる場合、業務開始前にある程度学んでおく必要があります。
こちらの記事では、秘書に向いている人の特徴について詳しく解説しています。
秘書には持っていた方が有利になる資格に加えて、スキルやコミュニケーション能力も重要な要素となります。ですので、秘書を目指す方は必見の内容です。
秘書に向いている人の特徴は?求められるスキルや適性を徹底解説
秘書におすすめの資格にはどんなものがあるのでしょうか。
ここからは、秘書におすすめの資格を2つ紹介していきます。
【秘書におすすめの資格】
それぞれ解説していきます。
1つ目の資格は秘書検定です。
実務技能検定協会が実施しているビジネスマナーなどの基礎知識を学習できる民間資格で、試験内容は職務知識や一般知識などの理論と、マナーや接客面など実技の2種類です。
等級は4つあり、2級まではマークシートと記述式のテストのみですが、準1級以上は面接試験もあります。
試験内容をまとめると以下の通りです。
等級の数字が少なくなるほど難しくなります。
等級 | 試験内容 | 受験者の傾向 |
3級 | 筆記試験(マークシート、記述式のテスト) | 大学生 |
2級 | 筆記試験(マークシート、記述式のテスト) | 大学生 |
準1級 | 筆記試験(マークシート、記述式のテスト)、面接 | 社会人 |
1級 | 筆記試験(記述式のテスト)、面接 | 秘書 |
試験は年3回開催されます。
筆記試験は理論と実技があり、それぞれで60%以上の得点で合格です。
面接試験は筆記試験に合格した人だけが受けられます。
面接試験の合格基準は「丁寧か」「いきいきしているか」などの観点で評価され、一定の基準を超えていれば合格です。
気になる合格率ですが、3級でも50%程度と半分の確率で合格できます。
しかし、1級の合格率は25%と、一気に下がってしまうため、難しい試験といえるでしょう。
2つ目の資格はCBS(国際秘書)検定です。
一般社団法人日本秘書協会が実施している資格で、実務をこなす能力だけでなく英語と日本語のコミュニケーション能力や人間性の育成を目的としています。
英語力も問われるため、取得していると外資系の企業で有利になるでしょう。
試験内容や受講者の傾向は以下の通りです。
等級 | 試験内容 | 受講者の傾向 |
準CBS資格 | 筆記試験(選択式と記述式) | 大学生 |
CBS資格 | 筆記試験(記述式中心)、面接 | 社会人、秘書 |
CBS資格は準CBS資格に受かった人のみが受験できます。
筆記試験にはそれぞれ科目があり、70%以上の得点で合格です。
科目ごとに合否が出るため、全科目合格で検定に合格したことになります。
そのため、1回の試験で4科目中3科目合格できたら、2回目の試験で残りの1科目合格することで検定に合格したことになるのです。
しかし、CBS資格は最初の受験から4年以内に全科目を合格することが条件となります。
試験の開催時期は、準CBS資格は5月と11月頃の年2回で、CBS資格は9月頃の年1回のみのため、試験を受けられる回数は秘書検定よりも少ないです。
準CBS資格の合格率は50〜70%と高めですが、CBS資格は20〜30%と低く、しっかりした学習が必要です。
秘書検定やCBS検定は秘書の仕事に役立ちますが、学習時間の確保が難しいという難点があります。
この2つ以外にも役立つ資格はたくさんあるため、ここからは秘書に役立つ資格を5つ紹介します。
【秘書に役立つ資格】
それぞれ見ていきましょう。
TOEICやTOEFLとは、 国際ビジネスコミュニケーション協会が実施しているテストです。
英語力がわかるため、英語を使う外資系の会社で有利になります。
特に、秘書は他企業と電話やメールのやり取りを多く行います。
英語が使えることで、活躍の場が広がるでしょう。
ビジネス実務マナー検定とは、実務技能検定協会が実施している民間資格です。
この検定を取得することで、ビジネスマンとして社会の基本ルールを身につけているという証明になります。
試験はビジネスマンとしての資質や対人関係、電話の対応方法などから出題されます。
活用できる場面は幅広く、秘書だけでなく社会人として身につけておくといいでしょう。
ビジネス文書検定とは、実務技能検定協会が実施している民間資格です。
ビジネス特有の文章作成に長けた人が得られます。
内容はビジネスで利用する用語が正しく使えているか、わかりやすい文章が書けているかなどです。
秘書だけでなく、日常的なやり取りの場面でも活用できます。
ビジネス電話検定とは、実務技能検定協会が実施している民間資格です。
社会人の電話対応スキルの向上を目的として実施されています。
電話対応は感じの良さが大切です。
声をワントーン上げるなど、適切な言葉遣い以外にも気を配る必要があります。
ビジネス電話検定を学習することで、クレーム対応力や語彙力も身に付き、日々の業務で役立つでしょう。
サービス接遇検定とは、実務技能検定協会が実施している民間資格です。
主に、接客業の方が取得する資格で、サービスマインドの育成を目的としています。
試験内容はサービススタッフとしての資質や専門知識、対人技能などがあげられます。
お客様と会う機会が多い秘書が持っていると有利な資格です。
秘書におすすめの資格について紹介しました。
秘書に資格は必要ありませんが、秘書検定やCBS(国際秘書)検定を学習することで業務に必要な知識を習得できます。
しかし、業務を行いながらこの検定の学習をすることは困難です。
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