看護師の時給相場はいくら？時給と給与やパート時給やアルバイトの平均額

看護師の時給はいくらが相場？

時給の高い看護師系の職種を知りたい！

この記事では、看護師の時給相場をはじめ、高い時給の職種、時給の上げ方、税金が少なく済む扶養の話などについて解説していきます。

時給の相場を知って、より良い仕事場を見つけていきましょう！

看護師の時給まとめ

• 看護師の時給相場は約2,500円
• 時給を上げる方法はたくさんある
• 「訪問看護・訪問入浴・夜勤専従」は高時給
• 130万円を超えると社会保険料が発生する
• 時給に不満があるなら【マイナビ看護師】などの専門転職サイトに相談しないと損！

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看護時の時給相場はいくら？5つの種類から徹底解説！

時給相場について詳細を解説していきます。

【男女別】看護師の時給と給与

男女合わせた看護師の時給平均は「約2,500円」でした。男性が約2,600円、女性が約2,500円です。
参考：厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html)

男性と女性で比較した場合、約100円の違いがあります。

時給が100円違う場合、1日8時間・週5日の勤務と仮定したとき、月1万6000円男性の方が給与が高いと言えます。

女性は、育休や産休を取得することがあるため、男性よりも少なくなる傾向があります。

【企業規模別】看護師の時給と給与

企業規模（従業員の人数）が大きいほど、時給は高くなる傾向にあります。

実際に、看護師の給与を時給換算すると、

参考：厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

企業規模が大きい企業ほど患者数が多くなるため、残業代・夜勤手当などの機会が多く、給与も高くなりやすい傾向になります。

【年齢別】看護師の時給と給与

勤続年数や年齢は、看護師の時給や年収に大きく関わることが多いです。

ただし、勤続年数は大きく関わりますが、年齢はさほど関係しない場合が多いです。

勤続年数が、長くなれば長くなるほどその企業で出来る仕事も大きくなります。そのため、勤続年数が長くなるほど時給も上がりやすくなります。

一方で、年齢も少しは関わりますが、その企業で仕事ができるかは初期段階で判断できないため、年齢は評価に入りにくいです。

※上記はあくまでも目安になります。
参考：厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html)

50代を境に、加齢とともに給与が低下していく傾向に見られます。

ただ、役職についたりすることで、給与が下がりにくくことも当然あります。

看護師の時給は相場と比べて高い？安い？

「看護師の時給1400円」を基準にして、他の業種の時給を比較していきたいと思います。

看護師の時給は別業と比べても高い

産業合計は「時給1285円」です。

看護師は「時給相場＋115円」という結果になっています。

東京の最低賃金1041円（令和3年10月1日発行時）と比べてもかなり高い水準となっています。

看護系の業界でも時給が高い

看護師に近い業界から見ても、看護師の時給は高い水準にあります。

参考：厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/content/000817351.pdf)

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看護師が時給を上げる方法

看護師としてただ働いているだけでも、勤続年数に応じて上がることはあります。

ただ、時給を上げるためには自ら行動していくことの方が、より早くより高い時給アップを目指すことができます。

2つの看護師系資格を取得する

看護師の資格の中に、「認定看護師・専門看護師」という2つの資格があります。

・認定看護師
看護分野に精通した技術や知識を持ち、高い水準で実践できる看護師として認められると、認定看護師の資格を保有することができます。

参考：日本看護協会(https://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cns)

・専門看護師
看護問題を持つ個人や家族などの集団に対して、複雑な問題だったとしても看護ケアを効率よく提供できる看護師として認められると、専門看護師の資格を保有することができます。

参考：日本看護協会(https://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cns)

上記のような専門的な資格を持つことによって、資格手当が付けば基本給や時給が上がります。

医療系の専門資格を取る

認定看護師や専門看護師などの資格に加えて、医療系の専門資格があることで資格手当が付き、時給アップを目指すことできます。

看護師が＋α保有しておきたい資格は以下になります。

・3学会合同呼吸療法認定士
→呼吸療法に精通した人材が保有

・BLSプロバイダー
→心肺停止や呼吸停止した患者の一次救命処置に精通した人材が保有

・不妊カウンセラー
→不妊に悩む方に向け適切な情報を提供ができる人材が保有

・循環器専門ナース
→循環器動向などの循環器に関する基礎知識を理解している人材が保有

・リンパ浮腫セラピスト
→がん医療系の資格として最もポピュラーな資格で、リンパ浮腫療法などの知識に精通している人材が保有

上記以外にも看護系の資格はありますので、自分の職場との相性を見つつ気になる資格に挑戦してみてください。

事業責任者や管理職などを目指す

看護師として働いていると、現場をまとめたりするリーダー的な管理職の方がいると思います。

管理職や事業責任者などになると、より代替できない人材となり価値が上がっていきます。その結果、時給や固定給が上がります。

管理職や事業責任者になるには、看護師としてまず実力を発揮し、周りから認められる技術、リーダーシップを取ることです。

大企業・国立病院・大きい病院で働く

看護師として時給を上げたいのなら、市場選びも大事になってきます。

大企業や国立病院など、人が多く資金的にも余力がある会社を選定しましょう。

地方の小さい病院と比べると、収容できる患者数が違うため、動くお金も小さくなります。

そのため、大きい病院や企業の方が、多くのお金が動き従業員に支払えるお金も大きくなるのです。

看護師がパート・アルバイトで時給を上げる方法

パートやアルバイトの方ですと、正社員に比べコミットしにくいため「時給が上げにくい…」という悩みが尽きません。

そんな悩みを減らすべく、パート・アルバイトから時給を上げる方法を解説していきます。

夜勤や残業などで効率良く時給アップ

日本の法律には、夜勤手当・残業手当という時給アップを目指せる制度があります。

夜勤手当では、22:00~5:00の間の勤務にて、25％割増した時給となります。

残業手当では、1日8時間以上または週40時間の法定労働時間を超えた場合、25％割増された時給となります。

上記のような方法で、効率的に時給を上げる方法も存在します。

美容クリニック、美容皮膚科などの自由診療機関で働く

自由診療とは、医療保険制度を用いない診療で、医療費負担額が100％となります。

自由診療では、治療費や施術費が高くなるため従業員にお渡しする給与も高い傾向にあります。

ただ、1点注意していただきたい点は、認定看護師や専門看護師などの資格を取りたいと思った時に、経験年数として反映できない場合があります。

訪問看護ステーションで働く

少子高齢化や病床不足によって、訪問看護の需要が増えてきています。

訪問ステーションには、病院やクリニックとして訪問看護を行っているケースと、看護師だけで訪問看護を行っている事業所があります。

看護師だけで訪問看護を行っているケースは、給与体制に融通が効くため給与が高い傾向にあります。

看護師の中でも高時給な職種とは？

パートやアルバイトで、高時給を目指したいと考えている方は職種にもこだわる必要があります。

看護師の経験を活かして業務内容

訪問看護ステーション

訪問看護は、看護が必要な人がいるお宅にて定期的に、以下の仕事内容を行います。

訪問介護は、医療機関でお仕事するよりも基本的には予定に沿って自宅を回ります。

訪問看護は、医療費高騰や在宅診療などの需要も増えてきており、時給を高く設定した求人が多い傾向にあります。

訪問入浴

看護師の訪問入浴は、バイタル測定を始め衣類の着脱や浴槽移動などを担います。

副業として訪問入浴をしている看護師も多いため、おすすめの仕事となっています。

夜勤専従

夜勤専従は、夜勤のみ勤務する看護師のことを指します。

病棟のナースコールや患者様の確認、看護師記録などの業務を主に担当します。

勤務時間については、1日約8時間程度（3交代制）、1日約16時間（2交代制）が主流です。

希望する看護師が少なく深夜手当も付くため、比例して時給も高くなります。

【税金・扶養】看護師の時給に関わるパートアルバイトの悩み

パートやアルバイトとして看護師が働く場合、気になるのは税金関係…

いくら稼いだら扶養から外れるのか、どのくらい税金が掛かるのか、詳しく解説していきます。

【103万円の壁】看護師のパートアルバイト悩み

所得税控除を受ける場合、年収103万円以下に抑える必要があります。

1ヶ月あたり約85,000円。

年収103万円を超えてしまった場合、扶養者の税金が増えるだけでなく配偶者の税金も高騰してしまうので、注意が必要です。

ただ、1日8時間・週5日などで働いて、103万円を大幅に超えて稼ぐようでしたら、年収103万円の壁は気にしなくて良いでしょう。

【130万円の壁】看護師のパートアルバイト悩み

年収130万円を超えてしまうと、扶養から外れ国民年金や国民健康保険を支払う必要が出てきます。

1ヶ月あたり約108,000円。

国民年金や国民健康保険は、額がかなり大きいため注意が必要です。

ただ、こちらも1日8時間・週5日などで働いて、130万円を大幅に超えて稼ぐようでしたら、支払うのは避けて通れません。

看護師が時給で働くメリット・デメリット

看護師としてアルバイト・パートで働くメリットやデメリットについてお伝えしていきます。

時給メリット：社員よりも自由

社員と比べて、休日を自由に設定できたり、労働時間を決められたりします。

責任の重い仕事は社員の方がメインで行うため、精神的な負担も少なく働くことができます。

肉体的にも、精神的にも、時給で働くメリットは大きいと言えます。

時給デメリット：会社員よりかは給与が低い

会社員に比べて常勤できる日数が少なくなりやすいため、重要度の高い仕事には携わりにくいです。

重要度の高い仕事をし、会社に従事する会社員に比べると、パート・アルバイトは給与が低くなる傾向にあります。

もし、ガッツリ稼いでいきたいという方は、会社員として働く道も視野に入れると良いでしょう。

看護師のパートアルバイト時給まとめ

複数サイトに登録して比較しながら、条件にあった時給を目指しましょう！

※本記事はマイナビ社とのタイアップ記事となります。